恋愛の変なリクツ1

■好き、は似ている。

その恋の行方が、予想できたら。そんな都合のいいことを考えたのは、一度や二度やじゃない。いま相手が何を考えているか、わかればチョーうれしいのに。超能力でもあれば、相手の頭をスキャンして、書き込んであるデータにハッカーして…なんて無視したくなるような虫のいい話は、聞くにたえがたし。だが、but、しかし。よくよく考えて、よーく観察すると、わかったりもするのです。

好きになるという感覚は、人にもモノに対しても、同じ場所から同じベクトルで光線化されている。好きな人と好きなモノは、似ているということです。その人が大事にしているもの、見つけてください。なかったら論外。でも、ひとつぐらいきっとある。それを、どう大切にしているかが、行方を占うカギです。

本人も気づかないところで、同じ扱いになっている、はず。飽き性の人なら、新しいモノにも人にも目がいくし、気に入ったモノを後生大事にしている人は、つきあいも長くなる。買いモノに慎重な人は、好きな人を選ぶのも石橋を叩くし、余計なモノまで買っちゃう人は、ある意味使い捨てが得意。おおざっぱにいうと、こんな感じ。さらに細分化していくと、その人の本心と恋の行方も見えてくる。ただ、人とモノは違うでしょ、という意見もある。それに反論するなら、違う理由を教えてほしい。好きの元素はひとつである、が持論です。

もちろん個人差はあっても、好きな人にもモノにも共通項は、ある。自分のそばで、同じ時間を共有する。それは、自分というモノサシで計られて、答えが出されている。これが好きって前例です。相手がどうでるかは、じゅうぶん予測がついたりする。恋はふわふわとやってくるので、どこか安定した気分を望みます。ハラドキの恋愛は刺激的だけど、時間とともにそれは不安になったりする。ちゃんと気持ちを伝えてよと、耳元で大声で叫ぶように、いつも心の中でつぶやいてたりする。私のこと好き?なんて、二人だけの世界の質疑応答も、しかり。

言葉ではっきり伝えてもらうことで、幸せを実感しようと躍起だったりする。ただ、誰もがみんな、愛する気持ちを毎日伝えてくれるわけじゃないし、伝える派だって、毎日はきつかったりもする。そこで、恋の行方すなわちその人を分析するために、身の回りに目を見張る。たたけばホコリが出るように、その人の本質ものぞけたりする。好きという衝動は、選ぶという行為です。いろいろある中から、それって決断した結果 ですから、人に対してだけが特別じゃない。好きなモノは、擬人化されていて、もうそれはモノではなく者。○○ちゃんなんて、名前つけて呼ぶような人は怖いけど、好きなモノはそれぐらいの人に近い。自分よりつきあいの長いモノが、好きな人のそばにあるか、探してください。見つめてください。

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